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№12 「耳順う」のも成長。上手に自己主張できるようになるのも成長

The Frank Travelers of Life

人生をフランクに旅する人、略して、「フラトラ」。

 

【人生をフランクに旅するためのヒント12byかめ

 

論語には

「六十にして耳順う(したがう)」

とあって、

 

60歳になって、

聞いたことを素直に理解できるようになってきた」

というほどの意味ですが、

 

孔子は若い頃、

結構血気盛んで、

言うべきことをガンガン言うみたいな性格でした。

 

 

伝説の中には老子との対談が残っていますが、

老子は何事も達観したかのように、

程よく力が抜け、

人生を楽しんでいるのですが、

 

孔子は、人とは、社会とは、

こうあらねばならない、

というような理想主義が強かったのですね。

 

 

それで、老子の考えに反対し、

自分は道を説き、

社会を良くしていくのだ、

みたいな姿勢を貫くのですが、

 

その孔子も「六十にして耳順う」ように

なってきたと言っています。

 

 

好きに解釈したら良いと

思うのですが、

孔子にして60歳まで人の話を

素直に聞けなかったのだから、

 

60歳までは自分も多少我を通しても

良いかもしれないとか、

 

自分は老子のように

肩の力を抜いて生きるのが良いなとか、

 

人の話が抵抗感なくスッーと入ってくれば

どんなに効率よく人生を歩めるだろうかとか、

まあ捉え方はいろいろありますよね。

 

 

老子は庶民に愛され、

孔子は為政者や官僚に愛されてきました。

 

 

好みは人それぞれですが、

「耳順う」ということを

「老子と孔子の対比」を通して、

素敵な歳の重ね方のヒントにしたいものです。

 

 

 

まあ、健康を維持し、

最期までいきいきと生きることが

理想ではありますが、

 

身体が衰えるのも

事実ではありますよね。

 

 

そんなとき、

頑固なお年寄りと可愛いお年寄りだと

 

どちらが若い人たちに愛されるでしょうね??

 

そんなことを頭の片隅で考えながら、素敵なお年寄りのキャラクターを作っていっていただければと思っています。

 

 

あなたのフラトラ人生の参考になりましたら幸いです。

 

 

ヒント12 「耳順う」のも成長。上手に自己主張できるようになるのも成長。

 

 

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質問A あなたが思う孔子の良い面を考えてください。

 

 

 

質問B あなたが思う老子の良い面を考えてください。